thinking log

考えたことの記録

作品と苦痛

数年前に「素材と作品」というタイトルのテキストを書いた。
「作品」ということがよくわからないので、自分のつくるものは「素材」でいいです、という趣旨で、その頃はそのように思っていた。


最近、流れ的に「作品」を作らなければいけなくなって、改めて誰に何を伝えたいか、そのために何を用意すればいいか、ということを毎日毎日考えて、かなり苦痛な時間を過ごした。
寝る前の1-2時間、毎日向き合っていたのだけれど、逃避で関係ない本を読んでみるなど早く解放されたい気持ちでいっぱいだった。
仕事の方が、目的と対象がはっきりしていて、気持ち的にはぐっと楽だと思う。


でも、この寝る前の時間、とにかく向き合う状況は貴重なモードで、こんな時間は定期的に必要だろうなと思えるようになってきた。


アウトプットは苦痛なもの、と思っていること自体を変えていきたい。

家と空間活用

仕事で建築士さんの話を聞く機会が増えて、家作りと収納・片付けの問題は切り離せないのねということと、
自分の問題として、物が多いというだけではなくて、

・有効活用できてない空間がたくさんあること
・収納家具がその場所にマッチしていないこと(小さすぎたり大きすぎたり)
・実際に使ってみて、アップデートしていないこと
・出し入れするものの流れの仕組みづくりが苦手

というのがあるなぁと痛感中。


で、年明けぐらいから大幅模様替え(部屋と部屋の間で家具移動)をずっとやっていて、

・玄関が広くなった(棚をどけた)
・台所が広く使いやすくなった

という成果は上がっている。


ただ、大きな家具を動かす(週末のみ)とその後しばらく作業はやりやすくなるけれど、2-3週空いてしまうと停滞するので、モチベーションの維持が難しい…。

これから

・リビングの押入れのふすまをはずして棚にする
・リビングの棚を撤去
・机の向きを変える

大仕事として残っている。GWに期待。

夢日記2014(10-12月)



















映画を観る

ひさしぶりに映画を観に行った。
人がすすめてくれたもの。自分では観なかったであろうもの。



映画館で、上映前に座って待つ感じが好きだ。その間に、貼ってある新聞の書評なんかを読む。チラシをたくさん集める。チラシでまた次の映画を観たくなる。
学生時代は、自転車で映画館に行けたこともあり、次々観に行っていたなと思う。


今は、電車で映画館に行かないといけない上に、上映期間もぐっと短くなり、朝早くや夜遅くの上映だったりするので、ちょっと観たいぐらいの気持ちでは行けなくなってしまった。

バルテュス

B00JAKAI3U美術手帖 2014年 05月号 [雑誌]
美術手帖編集部
美術出版社 2014-04-17

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今年の夏はバルテュス展を見逃してしまったので、図書館で借りたこの本を読む。
宗教画家である、と画家は言う。ルイス・キャロルとは違う、と。(そうだったのか…)
展覧会に行けばわかったのかもしれない。


4591114570午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡 (ポプラ文庫)
リシャール コラス シャンサ Shan Sa
ポプラ社 2009-12-05

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シャン・サのことを思い出し、この本を再読する。彼女の書くものが好きで、一時期まとめて読んだことがある。
中国で生まれ、17歳で渡仏した彼女は、大学でバルテュスの娘の春美と出会い、
バルテュス宅に招かれ、2年間バルテュス家の秘書を務め、作家になる。